宝くじはいつから始まったか
日本では、昔は、宝くじの事を「富くじ」と呼んでいました。
時代劇をTVで見たことある方なら、「ああそういえば聞いた事あるわ」と思うはず。
さて、この「富くじ」の起源ですが、約380年前の江戸時代初期に、
現在の大阪府にある瀧安寺で、行われた様です。
どんな仕組みかというと・・・・・・
正月の元旦から7日までのお寺の参拝客が、自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れます。
そして7日の日に寺僧がキリで、唐びつの中を3回突きます。
キリの先端についた3枚の木札・・つまり3人の当選者がこれで選ばれて、、
ご利益のある「お守り」が授かれる・・・・・という仕組みです。
キリが機械に、木札が番号にという事で、原理は現代と変っていませんね。
この様に、当初は当選品はご利益のあるお守りでしたが、
それが次第に金銭へと変っていった様です。
金銭と結びついた「富くじ」は次第に熱を帯びてきました。
徳川幕府は、1692年に富くじの禁令を出したほどです。
しかし富くじに集まる金額は無視出来なかったのでしょう、幕府は、寺社にだけは、お寺の修復費用を調達する一つの方法として、「富くじ」の発売を許可しました。「御免富」というのがそれです。
今でいう政府公認のギャンブルといった処ですね。
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